家づくりコラム
2022.12.12お金

【お金】こどもエコすまい支援事業とは?

こどもみらい住宅支援事業が終了

補助金のコラムでも触れた「こどもみらい住宅支援事業」
11月28日(月)に、予算上限に達したため受付が終了しました。

総予算はなんと1142億円!
(令和3年度補正予算:542億円、令和4年度予備費等:600億円)
それでも1年持たなかったのです。

 

 

こどもエコすまい支援事業

こどもみらいに代わる、国の住宅補助金事業として「こどもエコすまい支援事業」が始まります。

 

補助の条件・金額
①子育て世帯・若者夫婦世帯による住宅の新築

対象の世帯:令和4年(2022年)4月1日時点でいずれかの条件を満たす世帯が対象です。
・子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯
・若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯
対象住宅:ZEH住宅
補助額:100万円

②リフォーム

対象工事:①住宅の省エネ改修②住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事等
補助額:上限30万円/戸
※子育て世帯・若者夫婦世帯は、上限45万円/戸
中古住宅の購入を伴う場合は、上限60万円/戸
※安心R住宅(耐震工事などの品質が保証された中古住宅)の購入を伴う場合は、上限45万円/戸

 

どちらも詳細は、国土交通省からの発表を確認してください。

 

 

こどもみらい住宅支援事業との違いは?

こどもエコすまい支援事業と、こどもみらい住宅支援事業。

違いを簡単な表にまとめてみました。

 

※子育て世帯・若者夫婦世帯は、上限45万円/戸 中古住宅の購入を伴う場合は、上限60万円/戸
 安心R住宅(耐震工事などの品質が保証された中古住宅)の購入を伴う場合は、上限45万円/戸

 

こどもエコすまい支援事業では、新築はZEH住宅のみが対象になっています。

条件が絞られた理由のひとつに、国の方針が挙げられます。

 

国土交通省・経済産業省・環境省では、地球温暖化対策の一環として、下記のような方針を示しています。

・2025年:すべての新築住宅で省エネ基準の適合化を義務付ける

・2030年:すべての新築住宅がZEH基準を満たしていて、うち6割は太陽光発電設備を備えている

 

少し先の未来では、ZEH住宅が日本の住宅性能のスタンダードになるということです。

それどころか「最低限満たすべき基準」になる日も、そう遠くないかもしれません。

 

今はまだ、ちょっとぜいたくで必要ないと思う人も多いかもしれませんが、長い目で見ればメリットや恩恵も大きい設備。

ぜひ前向きに検討してみてくださいね。

 

 

補助金を活用するときに気をつけたいこと3点

①しっかりと下調べをしよう

補助金の申請はタイミングとスピードがとにかく肝心。

ウェブサイトや雑誌などを活用し、しっかり予習しておきましょう。

住宅会社のなかには、自社で使える補助金に詳しく、アドバイスしてくれるところも多くあります。

マイホームをお願いする企業が決まったら、打ち合わせのときに補助金のことも確認しましょう。

 

②とらわれすぎないように

補助金ありきで家づくりを進めるのは本末転倒です。

あくまで「もらえたらラッキー」くらいの心積もりでいましょう。

 

③資金計画に組み込むのはNG

家づくりは一生に一度の大きなお買いもの。

作って住んだあとも、いかに快適に暮らせるかが重要です。

それは家の性能だけでなく、金銭面でも同じこと。

とらぬ狸の皮算用は絶対にやめましょうね。

 

 

 

【参考資料】実録!わが家の「こどもみらい」補助金給付までのスケジュール

実は筆者、「こどもみらい住宅支援事業」の給付対象なんです。

こどもエコすまい支援事業は、こどもみらい住宅支援事業をスライドする形で始まる補助金。

スケジュールも、おそらく近いものになるのではと推察されます。

あくまで一例ですが、ぜひ参考にしてください。

ポイント

・補助金の申請ができるようになるのは、着工が始まってから

・本申請は「補助額以上の出来高があること」が条件

・補助金は、国から建築会社へ振り込まれたあと、建築会社からお施主さまへ振り込まれます

 

 

おわりに

まもなく始まる「こどもエコすまい支援事業」。

新築住宅やリフォームを検討している人は、知っておいて損はないのでぜひ覚えておきましょう。

 

家づくりスタジオでは、

「ZEH住宅を建てるべき?」といった家づくりのお悩みも、

「資金計画がまとまらない」といったお金のお悩みも、

経験豊富なスタッフが中立の立場からアドバイスいたします。

 

お店でも、オンラインでも。

ぜひお気軽にご相談ください!

 

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